IELTSで測る能力とは
IELTSはInternational English Language Testing Systemの略称で、16歳以上の方の海外留学や海外研修、海外への移住などに必要な英語力を測るテストです。
ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education、ケンブリッジ大学ESOLが共同で運営しており、日本においてはブリティッシュ・カウンシルと公益財団法人日本英語検定協会が合同で運営を行っています。
4つのセクションによる試験
読む・聞くだけでなく、書く・話すという英語で表現することを含む総合的な英語力を測ることができます。IELTSの話すセクション(Speaking)では、面接官との対面形式で行われます。そのため、実際に人と会話のやり取りをすることによってより リアルな英語コミュニケーション能力が測ることができる試験として注目されています。
IELTSスコアの世界的な評価
IELTSは、世界140ヵ国で開催されている国際的な試験で、
英語コミュニケーションを真に測ることのできるテストとして
約9,000の教育機関、国際機関、政府機関がIELTSを採用しています。
特にイギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドで
はほとんどの大学・大学院で出願の際の基準にIELTSスコアが認められています。
最近ではアメリカでも入学基準にIELTSスコアを認める教育機関が増えており、
2015年現在その数は3,000以上あります。
世界的なIELTSの重要性
さらに、ブリティッシュ・カウンシルと公益財団法人日本英語検定協会によると、
IELTS本部の2015年の発表によると、2014年の全世界でのIELTS受験者数は250万人に達しました。受験者数は19年間連続で増加しており、2007年の受験者数100万人比較すると2.5倍の成長を記録しています。
受験者数増加は、経済のグローバル化や人材流動化が背景にあると考えられ、北米、特にカナダでの受験者の増加は突出しています。新興国のインド、中国、アラブ首長国連合でも受験者数は著しく増加しています。
と近年でも世界で注目されている試験ということがわかります。